どうも、51(コーイチ)(@barairofuufu)です。
3月8日の金曜ロードショーで地上波初放送となった映画『カメラを止めるな!』。
異例の早さでの地上波だったんじゃないですかね。
しかも異例は続き、冒頭カメラ1台でのワンシーン・ワンカットの37分はCM無しのノーカットで放送しました!
気づいてました?
「そう言えばCMって途中から入ったな!」って。
今日はこの映画『カメラを止めるな!』から学んでみたいと思います。
※注意としまして、この記事を見ることによって多少のネタバレが発生します。
あらかじめご了承ください。
そして、この記事は全編に対してあくまでわたしの考察であります。
【映画】『カメラを止めるな!』
わたしも見ました!
何の予備知識も入れたくなかったので、まったく調べずに。
知っていたと言えば「低予算で作成して大ヒットしたゾンビ映画」くらい。
この何の予備知識も無く見たのが大正解でした!
見て率直な感想は『もう一度初めから見たい!』です。
『バタリアン』や『ゾンビーバー』などを勝手にイメージしてて、「地上波でゾンビモノなんてこのご時勢で凄いな!」って思ってました。
ですが、思いっきり良い意味で裏切られての感動です!
映画が始まってノーカットでストーリーは進められています。
見ていて腑に落ちない箇所が何点か出てきます。
そこがこの映画の面白いところ!
いたるところに伏線が散りばめられています。
いわば、伏線回収を後でじっくり見れる映画!
推理好きな人も楽しんで見たのではないでしょうか?
これは台本どおりの映画なの?
どうやってカメラ1台で撮ってるの?
最後カメラ浮いてるの?
(最初の)エンドロールが終わったあと、わかるのです。
1ヵ月前の話
ここからはネタバレになってくるかもしれません。
しかし、この記事での最大のキモである部分の説明にもなります。
37分のノーカットの部分が終わりエンドロールが流れ始めます。
あれ?この映画短いな!って思って見ていると確信となる内容になってきます。
1ヵ月前、映画監督役の日暮隆之は新規に開局するゾンビ映画専門テレビ局「ゾンビ・チャンネル」の開局記念企画として、約30分ノーカット生中継のゾンビドラマ『ONE CUT OF THE DEAD』の制作依頼を受ける。
本人もこんな無茶なことがあるかと最初は断るが、プロデューサーのパワーに負けて承諾する。
わたしはここに着目したい!
ゾンビドラマを約30分ノーカット生中継。
失敗は許されない過酷な条件です。
しかし、この過酷な条件があったからこそ最後までノーカットで作成できたと言えます。
人は制限があるからこそ、その中で最大限の工夫をします。
この映画の魅力は制限の中で最大限に動き回るところじゃないですかね!
以前書いた記事でも制限(縛り)があることの大切さを書きました。
物事は終わりを決めなければ永遠にあると錯覚してしまう!
学校には校則という制限。
お酒やタバコは20歳以上の制限があります。
まったく制限の無い世界を想像してみてください。
一見自由でなんでもありの世界、とても素晴らしい世界だと思います。
しかし無秩序、無法地帯では安心して生きていけない過酷すぎる現実が待っています。
この世は制限があるからこそ、秩序が保たれています。
制限がなければ何でもし放題なので工夫もなく、成長もありません。
制限があるからこそ人は工夫し、成長していきます。
仕事でもそうです。
出来るときにやっておいてと渡された資料作成と、締切日を伝えられて渡された資料作成であれば、後者の方を重視します。
物事は終わりを決めなければ永遠にあると錯覚します!
締切、終わり(制限)を決めなければいつでも出来ると思い、結局しなくなる。
締切がわかっているからこそ、逆算して【今】しなければいけないことが見えてきます。
『カメラを止めるな!』を見ていて、無茶な条件(制限)は改めて大切だなとおもいました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
【映画】『カメラを止めるな!』の感想を述べている記事だと思ったでしょう?
ゾンビ映画にして最高の感動作品!と題して書こうかと思いましたが、違う視点で書いてみました。
全編を通して笑いあり、涙ありで痛快コメディー映画だなと思いましたが、それ以上に制限の中で最大限に動き回る人間の行動力に圧倒されました。
制限があるから人は工夫し成長する!
映画はいろんな見方があっていい。